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Eccentric Line

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スタイルと機能の両立

純正4速フレームを使い、緻密なメタルワークが冴え渡るエクステリアが取り付けられたロナーセイジのエキセントリックカスタム。主宰、中村實は言う。「このマシンは、視覚に訴えかけるカスタムペイントが施された車両とは対極に位置するモノトーンの色調ながらも、見応えある車両を目指して各部のディテイルや全体のバランスに拘って製作しました」。 

 

1975年式のFLをベースに製作されたこの車両、見れば見るほどに徹底した作り込みを確認することができる。鉄板から叩き出された変形オイルタンクはシートレールにピタリと沿うよう製作。マスタングタンクをベースにモディファイされたティアドロップ型のフューエルタンクサイドには、スチールプレートのフィンがあしらわれている。サイドのラウンド面に沿って立体的に配された有機的なフィンが何とも美しい。

 

ハイコンプピストンにハイカムが組み込まれたライトチューンモーターには、ワンオフドラッグパイプを装着。前後18インチホイールにブレーキ&ローターはPM製をチョイス。トータルのスタイリングはもちろん、ビレット製ミッドコントロール、スモールバイザーなど、見所が尽きないマシンである。このショベルヘッドは、まるで宝石のようなカスタムペイントが施されたロナーセイジの黄金比とも言える車両とは一線を画す、ソリッドなカスタムと言える。バイク作りはスタイルと機能の両立が何よりも大切だと言う、ビルダー中村實。調和の取れたデザインとは違和感のないデザインであり、それが車両の完成度を左右する。

 

Machine Detail Check!

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    スポーツスター用の39mmフォークに取り付けられる5・3/4ヘッドライトに、風の流れを考えたスチール製のバイザーを装着している。

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    ティアドロップ型のタンクには、タンクサイドの曲面に沿ってスチールプレートのフィンがあしらわれている。手の凝ったディテイルである。

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    ストラットと一体型のフィン付きフェンダーベースに、シャープなフェンダーカバーを設置。リフレクター付きテールランプはワンオフ製。

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    ハイカム&ハイコンプピストンが組み込まれたライトチューンモーターにEキャブ&オリジナルマッシュルームカバーが取り付けられている。

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    ワンオフ製タックロールシートは内部のスポンジに拘り薄型ながらも高いフィット感を実現。機能とスタイルを両立する同店ならではの品質。

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    この変形オイルタンクの造型ありきで、各部のデザインが決められていったという。機能を考え、バッテリー内蔵の馬蹄型を採用している。

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    ステンポリッシュのワンオフドラッグパイプ。エッジの効いたこのシャープなラインにより、エクステリアとの調和&メリハリを演出している。

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    アルミビレット製ワンオフミッドコントロールにバンディッドスコーピオンの強化クラッチが装着されている。ベルトカバーも美しいのひと言。

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    乗り手の意向を読み取り、明確なコンセプトのもとに徹底したハンドメイドクリエイションを貫くロナーセイジ。そこに一切の妥協はない。