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チョッパー的、凝縮感

SUNDANCE製Super XRエンジンを搭載したオーナー持ち込み車両をベースに、HIDE MOTORCYCLEが外装を中心にモディファイを加えたご覧の一台。そのパフォーマンスはもちろんのこと、マッシブなフォルムも大きな見せ場となるSuper XRエンジンとのバランスを鑑み、各部の造型は徹底的に煮詰められている。この車両はオーナーの希望を細部に渡って具現化したというドリームマシンである。

 

まずはエクステリアの要、フューエルタンクをご覧頂きたい。スポーツスタータンクをベースにナロード加工が施されたタイト、かつコンパクトなタンクであるが、エンジン造型とのバランスを考えてトップパネルのラウンド面にボリュームを持たせ、存在感を強調。マウント位置も後方へオフセットし、チョッパー的な凝縮感を演出している。さらにビルダーHIDEが最も苦労したという二連メーターの埋め込み処理も見逃せない。アルミ製メーターダッシュからは、手作りならではの人の手の温もりを感じる。スタッズのように配されたマイナスネジを使っての取り付け方法にも作り手の拘りが潜んでいる。

 

フューエルタンクとの調和を考えて作られたスチール製のシートカウルにも拘りが隠されている。エンド部のアールはもちろんのこと、後方へオフセットされたフューエルタンクとの一体感を考慮し、シートカウルはショートタイプとされる。アトリエチェリーの手によるムッチリとしたタックロールシートの着座位置は、フューエルタンクとは逆に前方へオフセット。この着座位置とワンオフバー&ミッドステップが作り出すポジションは、タイトでありながらも操作性を犠牲にしないギリギリのポイントに設定されている。このトータルでの凝縮感こそ、HIDEの真骨頂である。

 

Super XRエンジンのホットな走りに、チョッパー的凝縮感が与えられたこのマシンを、オーナーは “爆弾” という意味を持つ “Bombshell” と、こう呼んだ。スラングで “魅力的な女性”という意味も持つこの言葉に、オーナーの無二の夢が込められている。

 

Machine Detail Check!

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    オーナー持ち込みのオールドライトを加工して装着。インナーチューブはナノレベルの薄膜をつくるDLC(Diamond Like Carbon)処理が施されている。

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    ライザーと一体型のワンオフバーにブレンボレバー&ミスミ製マスター、クラッチレバーはマグラ製が装着されている。非常にレーシーなコックピット。

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    タコ&スピードメーターが埋め込まれた拘りのフューエルタンク。スムージングされたポップアップキャップと合わせて三連メーター風にアレンジされている。

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    マッシブなエンジンとのバランスを考慮し、マフラーはワンオフされたステンレス製のメガホンタイプを装着。そのサウンドは上の動画で、ぜひ確認されたし!

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    SUNDANCE製Super XRエンジンに同じくSUNDANCEチューンのFCRを二基掛け。パフォーマンスは言わずもがな。SUNDANCE製オイルクーラーも装備。

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    オーナー持ち込みのオールドテールライトを加工してサイドに装着。ナンバーサイドマウントブラケットはHIDEMOのオリジナルをモディファイしたものだ。

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    シートレールがカットされたフレームに装着されるスチール製のワンオフシートカウル。アトリエチェリーによるレザー製タックロールのムッチリ感にも注目。

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    リアショックはローダウンのバランスと走行性能を考えオーリンズ製S360Eをチョイス。サンダンス製ダンパースプロケットも見逃せないディテイルである。

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    この車両についてはオーナーの希望が具体的だったということもあり、それをカタチにすることに専念したというビルダーHIDE。彼のコラムも必見です!