episode.04

「ちょっと奥さん!! 気になるアソコ、お掃除してみました!」の巻

自分のバイクは不意な欠品パーツが出た際の製作中バイクへの部品取り車として、また、試したい部品の検証実験マシンとして日々活躍している訳ですが、たまの休みにゃ自分のバイクなんぞイジリたくないのがズボラな僕の信条でありまして、気づかぬうちに不調になってしまったりもするワケです。

 

「あれぇ~、何だかなぁ~。おかしーなぁ、おかしーなぁ~(稲川淳二風にてお願いします)?」

 

ズボラな僕がナックルから離れられない最大の理由は、常に調子が良く始動も楽チンだということに尽きるのです。コールドスタートでさえキック10発も踏むなんてぇ~のは耐えられません。
と言う訳で、近頃、キック一発で始動出来なくなったナックルのリンカートをお掃除してあげることにいたしました。

 

まず、止血鉗子でガスホースを止血。サクサクとフロートボウルを外します。リンカートはフロートやフロートバルブ周辺が丸ごとボウルに収まっているので整備も楽です。

 

「あれあれあれぇ~? 奥さ~ん、こんな大事なとこから、こんなん出てきましたけど?」

 

何と!! 中から大量のサビがっ……!! しくしくしく……。フロートボウルから完全にガソリンが干上がってしまったため、ボウルナットの底とスプリングから大量のサビが発生したのでしょう。「ズボラもたいがいにせえよ!!」という感じでしょうか? ここは今後のことも踏まえて防錆処理をしておきましょうね。

 

 

さて不調の原因はだいたい解りました。つーかそれ以外考えつきませんが……。その他のアイドルニードル通路やファストニードル通路など気になる部分もお掃除しましょうね。あ、ついでにフロートも最新のハイテク樹脂製のヤツに換えてあげましょう。今回仕様したフロートは RUBBER DUCKY FLOATS というアメリカ製。さてどうでしょうかね?

 

リンカートで特に重要なフロートレベルは一応マニュアル指定1/4″(6.35mm)。しかしボディ、ディスク、ブッシュの摩耗状態で変わってきますから臨機応変でいきましょう。レベル取りも横着せず、実際にガスホースを装着し物理的に確認しておきましょうね。この時ガスコックがきちんと作動してるかも要確認です。

 

 

あ、そんで前から懸念していたキャブマウントも、ショベル以降方式のロッカーカバーからステーで吊るす方式に変えてみましょうかね? クランクケースから支えるタイプだと、熱膨張でシリンダーが伸びた時にキャブが下がってしまいマニホールドを痛める可能性も考えられるので、この際やっておきましょう。本来のキャブマウントは補助としてバカ穴加工してから3/8″ナットを外し、キャブが上方に動くようにしておきます。

さーて、お掃除終わったニッケルメッキ仕様の我がリンカートの感じは??? キック一発ドッカ~ン!! 復活ぅ~~マンセ~~っ!! えがった、えがった。えがったよ~母さん。

 

 

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CHOP STICK CHOPPERS
住所■東京都豊島区西巣鴨2-22-8-1F
電話■03-3910-8065
休日■木曜日
URL■www.zerochop.com

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チョップスティックチョッパーズ

山口和俊 Kazu Yamaguchi

東京の下町、西巣鴨に居を構えるチョッパー屋の主、カズヤマグチ。愛車は30年来の付き合いになる1941ELナックルヘッド。店名のCHOP STICKという名前の由来は日本人に馴染みの深い「箸」から取ったものだ。

 

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