episode.06

「真夏の夜のヒュ?ドロドロ」の巻

あ、ども、「板橋不思議探検隊」隊長の山ちゃんです。 え~我が探検隊は、ネッシーからUFOまで、あらゆる世の中の不思議を解明して行こうと隊長兼隊員1名という形で設立されたわけですが、これからちょっとずつレポートして行きますので暇つぶし程度にご覧くださいまし。

 

で、話をするのは良いのですが、このテの話は添付する写真が全くなかったりするので、持っている偶然のレンズフレア等の写真を適当に貼付けますが、写真と本文は関係なかったりしますからご了承くださいまし。人間、歳を重ねてくるとどう考えてもありえない不思議な出来事と遭遇するもので。

 

ただ僕は小僧の頃からNewtonを定期購読してみたり、病院でNatureが置いてあれば必ずペラペラめくるという科学や物理をこよなく愛する者であり、あり得ないものを見たり、不思議な体験であっても「見間違い」や「勘違い」と片付けてしまい、自分の記憶から消そうと努力します。

 

 

 

ん……? おやおや~?

 

だから殆どの場合、誰にもしゃべらず自分の中にしまっているか、見なかったことにして忘れるようにしているのです。しかし、黙っていても第三者が同じ場所で自分と同じ体験をしたり、間違えようのない状況証拠があったりする場合も良くあるので、やはり何かしらの意識体というか、エネルギーというのか、量子論的というのか……現代物理学の基礎である古典的一般相対性理論では説明出来ない他の世界が存在しているのかもしれません。

 

あ、知ってます? 現代のパソコン、携帯電話なんかはこの量子論が基礎となっていて、その中の「量子もつれ」と呼ばれるものは「量子テレポーテーション」という瞬間移動も可能なんですよー。90年代のNatureで発表され検証されてて、物体そのもののテレポーテーションやタイムマシーンも理論上は可能だとか。スタップ細胞より遥かに研究が進み日々検証されています。

 

っと、脱線はこの辺にして、今回はバイクに関する話でもしましょーか。怖い話というのは少ないというか、ほとんど無いのですが、それで~~は、レッツゴー!!

 

 

僕が中3か高1ぐらいの時の話であります。真夜中の1時頃。僕はスズキのGT380に乗って山の中を走っていました。たぶん女の子の家に夜這いに向かっていたか、友達の家に向かっていたかだったと思います。

 

その道中、人里離れた谷へ向かう長い下り坂にさしかかった時のこと。後ろのシートに座っていたヤツが、何か僕にささやこうとして僕の耳元に顔を近づけてきました。僕も話が聞こえやすいように上体を少し起こしつつ、頭を右に傾けて聞き取りやすい体勢をとりました。

 

「……xxxxx……」

「ん???」

 

その場の状況とは全く関連性のないことをささやかれたので、聞き間違いと思った僕は、もう一度聞き返そうとさらに上体を延ばしたのですが……。

 

「はっ!!」と、その時、気がつきました。

 

 

そうです、バイクには僕以外、誰も乗ってはいないのです。だってその夜は1人でバイクに乗り出したのですから……。

 

と、その瞬間!!

「キキキキキキキィ~~ッ!!」

 

突然パッとバイクの燈火類が全て消え、リアタイヤがフルロック!! 下り坂でスピードも乗っていたこともありバイクは右に左に大きくケツを振り、僕はコケまいと必死で小刻みなカウンターを当てて対処しました。そして何とかコケずにちょうど谷のところでバイクを停車することが出来たのでした。

 

シ~~~ン。

 

バイクの電装系は全く機能しておらず、あたりは街灯ひとつない真っ暗闇。だんだん目もなれてきて星明かりでかろうじてあたりの景色がうかがえます。小川から聞こえるチョロチョロと水の流れる音と、焦げたタイヤの臭い。小川の上流には小さな水源地(浄水場)がある場所でした。ガードレールに腰掛けて、僕はその水源地のある暗闇をジっと見つめていました。

 

その時の僕の心境は恐怖というものはすでにフッ飛んで、もんのすご~~っく怒っておりました!!

 

「こんのヤロ~~、危うく大怪我するとこだったじゃねぇか!!」

 

それがいる場所はわかっていたので、そこの暗闇からモノノケが出ようが血だらけの女が出てこようが関係ありません。自分の身体が真っ赤な炎で包まれてたんじゃないかと思うほど、僕は怒っていました。そして付け入られぬよう身構えつつも、もし僕の前に現れたら火のように説教してやろうと待ち構えておりました。

 

……待つこと数分。

 

いきなりバイクのライトがパッ!! と点きまして。これが一番びっくり!! 結局、何にも現れず、バイクは何事もなかったかのようにすんなり始動し、僕はその場を後にして朝までお楽しんだのでありましたとさ。

 

ここで提案。

 

怪しい場所に踏み入るべからず。連中につけいるスキを与えるべからず。もし現れたら火のように怒るべし。だって連中は身体を持たぬ者ですもの。生きてる人がしっかりしてれば何にも出来やしないのです。

 

あん時きゃアッタマ来たよ~~かぁちゃん。

 

おしまい。

 

写真

CHOP STICK CHOPPERS
住所■東京都豊島区西巣鴨2-22-8-1F
電話■03-3910-8065
休日■木曜日
URL■www.zerochop.com

写真

チョップスティックチョッパーズ

山口和俊 Kazu Yamaguchi

東京の下町、西巣鴨に居を構えるチョッパー屋の主、カズヤマグチ。愛車は30年来の付き合いになる1941ELナックルヘッド。店名のCHOP STICKという名前の由来は日本人に馴染みの深い「箸」から取ったものだ。

 

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