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episode.11

夏の思い出☆2012

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今年の夏休み。久しぶりにスポーツスターでFUJI ROCKへ出掛けた。1Dayチケだったので、宴後は直帰の予定だったが、とある看板が気になった。

 

「日本ロマンチック街道 Japanese Romantische Strase 沼田市」

 

ロマンチック街道ってドイツやん? 数年前カスタムショーで訪れたアルプスの風景が、ぱぁーっと蘇った。気になるな、ちょっと寄り道して帰るか。直感的に国道120号を東へ向かうことにした。

 

上信越から日光までの沢山の国立公園をぶっちぎってくこの街道。火山、滝、湖、湿原が多く、なんかドイツっぽい!  と思ったら、1988年に本場ロマンチック街道と姉妹締結したそうだ。スタート早々、赤城山系の段上の崖に沿って絶景ロードが続いてく。日曜日の午前中は車もまばらで目の前には蜃気楼がゆらめく。気温は35度を超えてるはずだけど、天然クーラーというか、とっても気持ちがいい空気。

 

しばらく走るとカラフルなバックパックが眩しい小学生の群れを発見。遠足か? 土地名を見ると「東洋のナイアガラ 吹割の滝」とあった。有名な観光地っぽい。マイナスイオンに興味はあったが、ぞろぞろ続く小学生の列を割って駐輪場に入る自信が無く、ここはスルー。

 

その後も信号無く快適な速度で走れる山道。たまにスレ違うのは対向車線の国産ツーリングチーム。フルフェイスでもガッツリ聞こえるセミの声と川のせせらぎ音。あー夏なんだな。

 

群馬県片品村に入ってすぐ「ロマンチック街道」は「とうもろこし街道」に名前が変わった。街道沿いは野菜と焼とうもろこしのショップがずらーっと、10件? 20件?? 香ばしい甘醤油の匂いがずっと。思わず脇を流れる大滝川の眺望良さそうな一件でワンストップ。一本250円の焼とうもろこしを購入。うーん、田舎っぽい味でぅんまーいっ。女将さんが「バイク暑いねぇ」とキュウリの浅漬けもくれた。こっちはヒヤっとうまい。とうもろこしにガブりついてる間も数台のツーリング中バイクが駆け抜けていった。皆、夏真っ最中なんだ。

 

尾瀬への分岐を過ぎた頃から天然クーラーの冷媒量はぐっと増え、体感温度24? 25度。ターコイズカラーの美しい湖沿い、大尻沼、丸沼、菅沼とグネグネっと駆け抜ける。ここまで来ると、もはや対向車は一台も通らない「俺様ロード」となっていた。

 

金精峠へ入る手前の路面もキレイでタイトなコーナーも楽しい。背景の原生林も神秘的なオーラだ。涼しさマックスの金精トンネルを抜ければ、そこはもう高山植物咲き誇る戦場ヶ原。ついに奥日光へと到着だ。新潟県苗場を出てから3時間くらいか? 最高の寄り道、クールバケーションツーリング。

 

中禅寺湖で金谷ホテル100年カレーを食べて帰ろうと思ったがカップルの品川ナンバー車ばかりだったのでスルー。日光宇都宮道路へ入り、天然記念物の日光杉を見ながら宇都宮餃子を食べ、東北道で帰路に着く。ロマンチックだったかどうかは知らんけど、自分の曖昧な記憶の中のドイツよりは美しくて楽しかった気がする。また行こう。夏の田舎へ行こう。体感温度40度以上の首都高3号渋谷線を走りながらそう思った。

 

 

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