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episode.04

乾杯

十三夜の前日の土曜日、薄い雲がかかっている東の空から月が昇って来た。”飛森谷戸の自然を守る会” が主催する森の音楽会も今夜で21回目を迎える。微力ですが僕も時々活動に参加しています。

 

今夜の演奏は森の音楽会初めてのジャズです。ソプラノサックスを奏でるリーダーの秋山幸男が率いる “JAJA” は、日独友好150周年のドイツに今年招待されてライブを行い大成功を収めた。本番40分前の音合わせの際、秋山さんがいい音になる環境だと言ってました。小高い山を背にしているからか……。みんなまだ普段着で打ち合わせをしている時に現場で音を聴いていると奇妙な感じがする。アンプのツマミを回して音量をチェックしてみたりマイクの高さを確認したり、いきなり本番さながらの素晴らしい音が出てきたり……これは今夜は凄い事になるぞ。

 

午後6時の開始が近づいて来ると観客の数も増えて松明の明かりを灯してライトアップ。雲の間からは十三夜。準備万端。乾燥しているこの時期、ソプラノサックスの音が遠くまで良く響く。秋山さんの心を通して奏でるサックスの音が力強くて優しい。”フレンズ” 。この曲が良かったな。もの悲しくて優しい音でした。僕はYou Tubeでスーザンボイルを見て涙を流したけれど、今夜はそれ以来の涙でした。途中で休憩を挟んだ2時間の演奏も最後は観客の手拍子も入って秋山さんも思わず観客席の方へ。気持の良い十三夜でした。

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