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episode.06

ゴールデンボーイ

 

スティーブン・キングの「ゴールデンボーイ」を読んだ(新潮文庫)。一冊の文庫本にふたつの物語が入っていて、初めの小説は「刑務所のリタ・ヘイワース」。これは映画化されてアカデミー作品賞を獲った「ショーシャンクの空に」の原題で、読み終わった後は清々しい気分になった。暖かい春の宵の口だったら、散歩をしたい気分になってくる

 

ふたつ目の物語は「ゴールデンボーイ」。13歳の少年と76歳になる老人との3~4年間の会話が小説になっている。この話しは恐かったなあ。現実にありそうな話しなので怖かった。真夜中、冬の寒い床の中で枕元には少し暗めの電気スタンドを用意して1ページ、1ページとめくって行く。雨の降る夜は何となく物悲しい。去年の秋に詰まった、紅葉した落ち葉が屋根の樋から「ポトン、ポトン」と規則正しく落ちる音が暗い外から伝わってくる。冷たい強い風が吹いて「ガサガサ」っと聞こえてくると、なおさらスティーブン・キングの物語は怖い。読み込んで行くうちにどんどん深みにはまってページをめくるのが楽しくもあり、怖くもあった。

 

最後の7~8ページは鳥肌が立ってしまった。興味は尽きない、次は何を読もうか!

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