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episode.11

あらいぐまラスカル

「ラスカルに会わせてくれて~♪ ラスカルに会わせてくれて~♪ ありがとう僕の友達、 ラスカ~ルに会わせてく~~れ~~て~~♪」。ちゃんちゃん、確かこんな曲だった。かわいいですね~あらいぐま。見た目とかイメージとか……。

 

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今現在、日本には色んな外来種が存在する。全国各地、地域や場所などで種類とか違いがあるでしょう。ここ神戸はあらいぐま、ハクビシン、ヌートリアなどが多いです。みなさん、身近にあらいぐまは出ますか? 神戸は六甲山もあり、多々出没してます。今回あらいぐまをここで紹介するきっかけは、僕の自宅周辺にも住み着き頻繁に遭遇&出没するからだ。家の裏がすぐ六甲というのもあるが、どうも空家に住み着いたり、屋根裏などに住みつくらしい。思い返せば5年位前から見た記憶がある。コラムで以前紹介した、うちの玄関先に住み着いた野良猫シロベー。犬小屋で飼っていた野良猫だが、当時シロベーのエサを3匹のあらいぐまが食いあさっていた。その時の事を今もはっきりと覚えている。こんな感じだ。

 

風呂上がりにふらりと表へ出て行ける季節、たぶん今位の季節だった。風呂上がりのビール片手に玄関先で一服するのが日課の僕は、その日も表に出た……。すると目の前に見た事もない動物がシロベーのエサをボリボリ、ガリガリとガッついていた。その瞬間向こうも一斉に振り向き、目と目が合う。2~3秒時間が止まった。「くぉら~~~!!」と、草履を脱ぎ、投げつけた。一瞬でその獣たちは逃げ去った。わりと俊敏だ。隣で「にゃ~!」とシロベーもビビっていた。「な~、びっくりしたな~今のたぬき……!?」。家に入り家族に説明する。「いや~、今シロベーのエサをたぬきが3匹食ってたんよ!」。引っ越し後間もなくで、この時点ではまだ六甲の動物達に馴れていない家族は、「え! ホンマ! たぬき? どんなん? 家の前おったん?」。こんなリアクションで、そしてちょっとうれしげだ。「うん! 結構まるまる太ってて尻尾がシマシマで……? ちょっと待てよ、たぬき尻尾シマシマか?」と、こんな感じが初めての出会いだった。

 

たぬきにしろ、あらいぐまにしろ、その場にいる筈のない、ましてや初めて遭遇するものを目の当たりにすると、交通事故にあった瞬間のように時間が少しストップし、スローモーションになる。誰もがある経験だと思うが、僕はこれをジョジョの技「ザ・ワールド」と呼ぶ。全然関係ないが……。流石に家の前に突如あらいぐまが居ると「ザ・ワールド」に掛かるのだ。

 

話しをあらいぐまに戻すと、ほんの数日前こんな事件があった。2軒隣の空き家にあらいぐまが住み着いていて、裏のマンションの住人の通報で市の職員が捕獲していった。母親と数匹の子供だった。職員によると物置の中のタンスの天盤をかじり、タンスを巣穴にしていたという。夜行性だから、タンスをドンドン叩いても起きなかったらしい(どんなけ眠いねん)。この時点では、僕を含め近所の住人もかわいそうなどと言っていた。本格的な被害にまだ遭ってなかったからだ。つづく……。

 

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