episode.19

ヘルメット

今回は、当店商品のモロ宣伝になりますがヘルメットを作りました。その名もRORUN HELMET L-1! 詳細は、WEBでチェックお願いします。パーツ作りから始まり構想5年、製作には3年近い時間を費やしました。兎に角、ヘルメットはロットが多く金型を作り大量に生産される為、失敗は許されない。金額も半端じゃないので、特にサンプルの修正を何度も行った……。サンプルはゆうに10個近く作り、やり直しを何回も繰り返した。ご存じの通り、僕のヘルメットのキャリアは長い……。納得する物はなかなか難しかった。

 

今回このヘルメットの製作にご協力頂いているのが、ハーレー乗りなら誰もが知るMC BASARAのドン、Iさんだ。Iさんは、金型のスペシャリストで昔から作りたいと話していたのがとうとう実現することになった。パーツ作りでは、いつもオリジナル製作でお世話になっているnicheのMさんだ。元レザー職人の肩書きを持つ、力強い味方だ。そして2013年末に、出来上がる。

 

ここで当店ロードランナーのキャリア(僕)の話を少し。当店は、オープン当初からヘルメットを店の壁全面(高さ4m)に並べてスタートした。もう、17~18年前の話だ。もちろんネットや、今でいうヤフオク、イーベーなど個人売買など無く、毎月のようにアメリカに仕入れに行き、足で稼ぎヘルメットを集めていた。自分で言うのも何だが、今では当たり前のビンテージヘルメットを並べて販売しているお店が多いが、その様なお店は殆どなくロードランナーは、全国的に見てもそういったお店のはしりだった、と自負している。

 

何故なら当時アメリカでビンテージヘルメットを仕入れている人は殆ど居なかった……というか、ディーラーさえ居ないのが現実だった。だからアメリカでの最初の仕事はヘルメットを漁りながら、ディーラーにヘルメットの種類やメーカーなどの教育からのスタートだった。だが仕入れは楽で、ライバルが非常に少ないのだ。競争相手が非常に少なかった。フリマでは早朝から僕がすべて買い占めるのだ。ワハハ! ゆ~感じだった。所謂、独壇場だ。毎月、数十個は買付てお店で販売し、自ずとリペアも始めることになる。多い時は100個近く仕入れた月もある程だった。まー古い話なんでこれ位で終わりにします。

 

そしてヘルメット作りの経緯はインターネット売買が盛んになり、この流通が無くなり始めたからだ。フリマやスリフトなど、市場に出回らなくなったからだ。今では画面上でしか買えない。ビンテージの衣料も同じである。そしてそのヘルメットの中でも王様、あのBELL 500TX(現在市場では価格が10~20万を超える)を作る事を目指す。只、作るにはオリジナルに敬意を払いそれを超えるものが作りたかった。だからそんなすぐには出来上がらないし、アリモンの金型でも無理だ。オリジナルの帽体を何個も解体し、FRP手張りの帽体に、ゴマ塩の2分割インナーを重さまで忠実に再現。オリジナルを超えるため、ダブルストラップ、イヤーパッドは上質なレザーを使用。さらにリベット、スナップも忠実に再現。箱、ステッカーのロゴデザインはワイドレンジさんにお願いした。TXに似た様な? 兎に角小さければいいといった物は多々ある。僕が目指したのはコピーやパロディでなくオリジナルに敬意を払い、尚且つオリジナルを超える……本物を超えるがコンセプトです。

 

 

写真

ROAD RUNNER
住所■神戸市中央区元町高架通3-201 山側
電話■078-962-7600
休日■不定休
URL■www.roadrunner-kobe.com

写真

ロードランナー

Lee

神戸元町、ロードランナー店主。オリジナルをメインに、厳選されたアイテム&ギアを扱う同店の拘りは、バイク乗りの視点に立った商品開発&ラインナップ。その徹底した拘りこそが、店主の美学である。

 

バナー