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episode.10

溶接っていいね

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今、これを書いている現在、チョーバタバタで週末に迫った神戸ニューオーダーチョッパーショウの準備でてんてこまいのシェイキンです。そんな中コラムネタがまったく思いつかず、どうしようかと思ってた所……あ、そうだ、これで行こうと思ったのが溶接ネタです。

 

というのも今日自分のデュオグライドのシフターをこさえまして、素材はアルミで作ったもので、溶接も当然TIGになるわけです。そんなアルミの溶接と出会ったのは20数年前に遡り、その昔革ツナギを販売するお店に勤めていた僕はロードレースなどもやっており、自分のバイクの整備はモチロン、転倒の回数も多いレーサーの修理までこなしていた訳です。幸か不幸かお隣りにはHRCの下請けをしているレーシングショップがあって、オリジナルのアルミフレームにドゥカティのパンタエンジンを載せて8耐にエントリーをしたりしてるエンスー、且つマニアックなレース屋さんでした。

 

本業の店員が終わった後、僕は毎日のようにそこに入り浸り、旋盤の回る音やフライスの削る音、そしてTIGの交流のあの独特の溶接の音に浸っていました。特に溶接は借りたお面で作業中の場面を覗かせてもらったりして、その金属が解けてくっつく様子ってのが、とってもアナログな感じがして、今でこそ、それこそピンストライプとかに通じるものがあったような気もします。

 

そんなTIG溶接をはじめてするのが、それから数年後の横浜のバイク屋に勤めはじめてからです。立ち上げたばかりのその店には設備が十分ではなく、僕も何が必要なのかを聞かれた時、迷わず塗装スペースとアルゴン溶接機って答えました。そんな経緯でまったくの独学ながら材質や溶棒の種類も勉強して覚えて行った次第です。経験を重ねるにつれ、今でこそアルミタンクを作れるまでになりました。それもこれもあのキリコにまみれてレース前に寝袋で寝てたあの場所での貴重な経験があってこそだと思います。当時の諸先輩方、ホントありがとうございました。

 

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