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episode.12

Gold leafing/其の壱

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さて、カスタムペイントの世界でも確固たる地位を築いた感のあるゴールドリーフィングですが、具体的には相当種類もあって、ホンモノの純度の高い金を薄く薄く延ばした金箔から真鍮や銅などの金属を箔状にしたものや銀箔に着色したもの、アルミやプラチナの箔、まだら模様の箔、ブック形状に綴じられたもの、断ち切りのもの、ロール状のものなどなど、基本は薄い金属箔なんですが、用途によっていろんな種類があります。

 

カスタムペイントに関して言えば、ゴールドリーフの純金と言っても24Kや18K(数字が多いほど金の含有量が高い)から真鍮ベースのリーフ、銀箔に着色加工した箔、まだら模様のバリケーテッドリーフなどが良く使われます。シルバーの純銀箔は紫外線や空気中の水分、酸素によってクリアコートをしても酸化しやすく、経年変化で黒く変色してしまいます。それを避けるには酸化しづらいアルミニウム箔を使います。まだら模様のバリケーテッドリーフ以外はプレーンな単色なので、表面にベルベットなどで作った特殊な回転ツールで渦巻き模様を付け、立体的な表情に見せるやり方がエンジンターンスピニングという技法です。

 

カスタムペイント用品を独自にプロデュースしているペイントファクトリーの工藤君が熱心にこの技法を追求してオリジナルのツールを開発してから国内でもだいぶ知られてきました。とは言え、いろんな要素が絡み合うテクニックなので誰にでも簡単に、という訳には行かない所がこのエンジンターンの難しい所ではあるのですが。デザイン的にはスクロールアラベスク模様の他、レタリングに使ったり、ピンストライプのアクセントやポイントにしたりと、ペインターの創意工夫でその可能性は無限大です。

 

興味を持ったならば、とりあえずやってみるっていうワタクシにとって、今やいろんな材料も道具も入手しやすい時代になってきたのは確かです。ホント始めた当初はいっぱい無駄にしましたよ、工場アトリエの床がほぼ金箔だらけっていう時も珍しくなくて、遊びにくるお客さんの目が点になっていた事もしばしば。しかし、金は高かったなぁ~~~(涙)。

 

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