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episode.14

?PICK UP TRUCK LOVE?

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その昔、モトクロスをやってた若かりし頃、よく練習に行っていた河川敷に丸目2灯、白のハイラックス(たぶん70′s、当然シングルキャブ)がライムグリーンのKXを積んで来ていました。その当時でもだいぶ僕より歳上だったはずのそのオーナーは、シニサロの上下にショウエイのジェット+エアロ2バイザーでオークリーのゴーグルにフェイスガード。まんまジェフ・ワードな出立ちで、ものすごい上手くて、バンク上段にリアタイヤを当ててのコーナリングでスプレーのように舞い上がる土埃に憧れたものです。

 

早朝から2時間くらいはみっちりと走り込んでは片付けて、ささっと帰っていくのですが、ハイラックスに積む時は器用に乗ったままラダーを駆け上がりベッドの角にフロントタイヤを上手く当てて止まってました。おまけに泥だらけのウェアやブーツもガンガン放り投げて、でもヘルメットだけは奇麗に泥を落として助手席に、っていう……それはもうしびれるくらいカッコ良くさりげなく、その一連の技を披露するもんだから、完全に僕の目は?マーク。自走でトラックのベッドに駆け上がるというその行為が、ピックアップトラックというものも同時に気になる存在にさせてくれた訳です。当時バイク用品屋勤めの僕は社用車のキャラバンで、何ともがっかりしたのを覚えてます。でもそれがきっかけで常に僕のアタマの中にはピックアップトラックというものがずっと存在してて、ベッドにはバイクを積むっていうのが当たり前で、いつかきっと実現してやるって心に決めてたものです。

 

紆余曲折はありましたがそれから20数年、クルマはハイラックスではなくアメ車のセダンピックアップ、フォード・ランチェロになり、載せるバイクはモトクロッサーではなく、デュオグライドという何とも極端な変わり様ではありますが、キモチはあの20代前半のまま何の変わりもなく、バイクを積んだピックアップトラックのスタイルのカッコ良さを満喫してる次第です。もちろんクルマもバイクも単体でもかなりカッコいいんですが、それを一度に味わえるっていうのは他に無いノリモノの楽しみ方であると思います。ただ、デュオ自走でランチェロの荷台に駆け上がるのはいささか、いやいや、相当度胸がいるので、言うまでもないですがチャレンジする気にもなりませんけど……。

 

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