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episode.02

「出来ることと、出来ないこと……
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早くも2回目のコラムだ! 今回はちっとばかし お仕事の本質に触れてみよう。とりあえず世間的には “ハーレーのカスタムビルダー” という職業らしい、オレ(笑)。本心はクリエイターでいたいだけなのに……。それでふと思ったことがある。仕事を通しての自分自身の意味と位置付け、ここ近年よく耳にする自分探しの旅とかじゃなく(笑)、それなりに真剣に考え、行きついた個性らしきスタイルとは……!?

 

前回のコラムで書いたギター小僧は、プロにならずとも未だに磨きをかけプレイをしてるワケで、この音への感性や楽器そのものの理にかなった人間工学に基づくデザインが、オレのクリエイトの “核” となっていることは間違いない。シンプルに言えばサウンドは空気の振動に過ぎず、この手で触れることも見ることさえも出来ないが、想いや心を震わせる何かを感じとり、表現することは可能! 何故だか分からないが、とにかく出来るんだ。

 

音(サウンド)をカタチに……

空気の揺らぎを “二次元” の絵/イラストにもできる。さらに二次元で目にしたモノに息吹と質量を加えて “三次元” で表現することもできる。そこで絵コンテやストーリーボードを描き上げて生み出したのが、ウチのBUELL XB12ベースの”Battle Cyclone” シリーズなんだ。コイツは見ての通り、近未来的ムービーから飛び出してきたようなリアルモデルを狙って作り上げたし、イメージ的には “砂漠と化した都市を爆音とともに走り抜けるスピードメタル” てな感じだ(映画の撮影用モデル、及びプロモーションにも使えるクオリティー)。

 

三次元に見える二次元……

比較的最近の話し。一人のお客さんからスポーツスタータンクにインドの神様 “ガネーシャ(gaNeza)” を描きたいとリクエストがあり、TASTEが付き合ってる何人かのペインターを考えたが、結局オレが描くことにした。左手に一枚の資料、それも白黒。右手に小筆一本だけ。金粉に黒とクリアラッカー。気合いを少々入れ、下書きなしでのトライだ。筆圧と濃淡のみの約8時間の行程は、あっという間で、ある意味自分自身のリハビリみたいな気持ちでのクリエイトだった。仕上がりを見て依頼主は感激してくれて、改めて今の仕事は、”銭金” で計れるものとは違うことを再確認した。近いうちに後ろ45度ぐらいからのガネーシャをまた描く約束をしたから、気合いと少しでも “魂”を入れなきゃね(後ろ45度……アタマの中のキャドでは、ほぼ描けている)!


すべてに通じると思うんだが “頭に浮かぶモノは作れる” これがオレの信条だし、逆に浮かばないものは作りようがない。浮かばないんだから……(笑)。これを見てくれてる皆さんも納得でしょ! お客さんとのフリートークの中に “浮かぶ” 材料は山ほどあるから、それらを拾いカタチにできるんだ。今回のコラムはオレの出来ることだらけみたいになっちまったが大間違い。社会性はモチロン、普通の事は一切苦手だから、プラス/マイナスではマイナスが圧勝! これがオレ、真似をしないようにネ(笑)。

 

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