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episode.16

出会いが人生を色付し豊かにすると信じたい
少なくともオレは、確信してるから……

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今回のテーマは「人との出会い」かな!? かれこれ東京デビュー40年近くになるベテランお上りさんの俺。世田谷の烏山に住んでた姉貴とその友人以外、すべてはコネなしの体当たりで知り合えた人々。そのなかでも「BIKE関係」とりわけ「HARLEY」で巡り会えた人たちには、今も昔も助けられてることの方が多い。

 

ミュージシャンを志し、何かをつかもうと上京し、転げ回る日々で手にしたものは「佐藤由起夫氏の白黒写真数枚」だった。短パンにTシャツ姿で無心にCHOPPERを作っていた。日々ギター片手にうろうろしていた俺は、釘つけになったというより「オレならこう作るのにな~あ……」って(苦笑)。高校ん頃、単車は多少イジってはいたが、図々しい話である。その写真が頭から離れず、ミュージシャン仲間に打ち明けた。「オレ、CUSTOMの世界で試してみるよ……」。

 

そして今がある。バイトの合間、素人同然でも僅かな手持ちの工具のみ。試行錯誤で始まったバックヤードビルド(安アパート裏)。頭の中はCustom、HARLEY、Chopper、HARLEY……。確かな基礎を覚えたく、求人広告で見つけた「世田谷ロータリースポーツ」。ここのチーフメカニックの巻島さんの下、所謂プロの一歩が始まった。

 

見習い一月目ぐらいに一人の新人が明日入社すると聞いた、会社に住み込みで……。先に届いた重い布団袋を巻島さんと二階の部屋に上げた翌日、九州訛りで新人は「福岡から来た安田です」と言った。とりあえず後輩? 同僚? それからずっと腐れ縁で今に至る。一生……間違いなくあの世でも(笑顔)。ページトップでChopperをイジる若いオレの横にいるのが安田で、もちろんコイツも若い(約20年ほど前のパラダイスロード時代の写真だから)。

 

後に「安田輪業」を立ち上げ HARLEY一筋でぶっちぎるのだ。H-D師匠(勝手に……)の巻島さん、同僚でこんなオレの理解者である安田に本当に感謝してます。俺のスタートはこんなもの。それから数々の人との出会い、別れ、そしてまた出会う……。これの繰り返しで本当の「縁」が見え、感じられてくるよね。あたり前のことだが人は見かけで判断するものでは無く、一見無愛想であっても、数年に一度ぐらいしか会わなくてもなにかしら通じ合い、存在を認め合えることがとても嬉しく、また勇気付けられたりと様々。これらが生きてる「財産」と言えよう。

 

自分自身も不出来が故、多少生き方が下手な人間が好きなのかも……。浮き沈みは人生の常。時代時代で出会えるキラ星の人。地味で裏方が似合い、いつも温かい奴ら……。みんなが今の立場を与えてくれたし、応援してくれてる。これからも可能性溢れる若い人との新しい出会いのなかで刺激し合い、信頼関係を紡いで行きたいし、微力ながら支えたい。これらすべてがオレのプライドで宝物。そして、このコラムを読んで貰えてることにも感謝せねば……。

 

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