episode.21

好きこそモノの上手なり

基本的に負けず嫌いなもんでHarleyに限らず「なんでも直しちゃう」のだ! っと言うものの、まあ、得意なことだけですが……

先日、部屋の掃除をするため襖に立てかけてた次男坊のベースギターが倒れ、ヘッドがブチ折れた! 故郷下関の後輩から「昔新品で買って今使わないから……」と貰ったこのベース、1977年 Greco GOB-900。今となってはジャパンヴィンテージと言われる高価なグレコのフラッグシップモデルなのだ(ゴダイゴのスティーブ・フォックスが、たしか使っていたかな~あ!?)。

1977年は、俺が大学に入った年で、HARLEYの年式では何とも思わないが日本製だと随分と昔に感じてしまう。行きつけの福生の楽器屋「Cat Rock」にリペアに出そうと思っていたが、久々自分で直すことにした。誰に習った訳ではないが、学生の頃、福岡の楽器屋からリペアを時々頼まれ、多少ながらもお金を頂いていたのでプロと言えば、Pro……(尻すぼみ……へへ)。まあ、アマチュアに毛が生えたくらいかな(苦笑)!? 見ての通り、カーリーメイプルやマホガニー……、アッシュ等を複雑に木取りし構成したネックからボディーは、工芸品なみ! 世界の名器に負けない手の込んだ作りなのだ。でも 「バックリ! 真っ二つ!!」。

さあ~リペア開始です。ほらっ、見事に割れ……折れてますネ! ささくれ立った木目の流れを見極め、目地を整え貼り合わすのだが、ここで保険を賭け「ひと手間」。木ネジを沈め入れる穴作り……ついでに後に穴塞ぎに使用する木蓋を二つ……。にかわ(接着剤)を適量塗り付け、頃合いをみてビシッとテンションをかけ貼り合わせる。そしてしっかりと時間をかけ完全硬化させ、強度を確認できたなら予め用意していた木蓋を打ち込み面合わせ。何度となく丁寧にサンディングをし木目の間に木の粉を馴染ませ「経年変化」した味わい深い元色のラッカーと同じニスを作り、色付け数回……。ほんでもって仕上げのクリアラッカーは「極薄均等」が肝。仕上げた場所とボディーとの「手触り」も同じにすることで「事故」があったことを忘れ、楽しくプレイ出来ると言うもの♪ bikeも同じでしょ(笑顔)。

ほらっ直ったぜ!! GRECOのインレイ(貝の文字)が削れ飛んだから作業台の下に落ちていた真鍮板を加工し、次男坊が飼っているウサギ(がんも)をデコレートし修復完了!!

本業のCUSTOM・イラスト・コラム(!?)・ギター弾く・作る直す……etc. つまりやっぱ 「器用貧乏」なのだろう、儲かってないし……(とほほ)。

 

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TASTE CONCEPT MOTOR CYCLE
住所■東京都八王子市川町244-286
電話■0426-52-5491
URL■www.taste-concept-mc.com

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テイストコンセプトモーターサイクル

河内山 智 Akira Kouchiyama

百戦錬磨のテイスト、河内山智。1958年式の御年52才。ハーレーで言えばデュオグライドのファーストイヤーモデルといったところか。楽しいことが大の好物で、遊んでいるときにアイデアが生まれるという。

 

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