episode.22

CUSTOMの目的は、オーラゼロ+イメージを存在させる「さじ加減」

「らしさ」の壁は意外に高い。Harley custom=外国人文化。日本人に流れる血を信じてカタチに……ちょい大袈裟か(苦笑)! 今回ビルドしたジャパン1970年代風トレイル(オフロード)カスタム。このアプローチは、誰しも一度は見たことがあるイメージに並走することから始まった。所謂「懐かし~い」である。

なんとなく気持ちは解る程度なこの手のカスタムを見かけることもあるが、この様なアプローチ(トレイル)等は、本来Harleyでは、出汁が出にくいワケで、ディティールを拘り似せたとしても、その縦置きV-TWINエンジン故の大柄な車格をどう受け止めるかが勝負になった。

Harley customのド鉄板Chopperなんぞは、素材がそれなりならばどう作っても納まりが良くカッチョイイ。逆に下手に作るほうが難しいワケ! クラッシック・ボバー/ロー&ロング/ツアラー/フリスコ、どれも同じこと……。最近見かける「汚く作ってリアルでワイルドでしょう!」にレアなパーツ(当時モノ)見つけたもん勝ちの蘊蓄チョッパー。徹底的に作り込んだショーバイクに有りがちな自由に走れない創作料理的カスタム もお腹いっぱいかな!? でえ?敢えて「手を抜かず、力を抜き」トライしたワケ。

まあ~当たりまえに見えてしまうからバリバリカスタム的なオーラは目的通り、みじんも出てませんが……(笑顔)。(こんなぐらいのカスタムでなんだかんだ言ってる……と呆れてくれれば幸いです)。

そして今回最大のテーマは、結果的に「ないがしろ」になりがちなオーナーにドンズバッ、似合うってこと!「正にこれって!」と感動させるってこと!!  本来これが一番大事な筈なのに。ショップのイメージが、出過ぎな場合が多いよね(気を付けねば……)。俺的にChopper文化(!?)と同じぐらい☆ ON ANY SUNDAY ・栄光のライダー☆も影響されたから、一つのアプローチとして避けては通れないHarley custom だった。HONDA/KAWASAKI/YAMAHA/SUZUKI、世界に名だたる4メーカーが存在する日本に生まれ育った自分の感性を信じてのビルドアップは、かなり面白く、ニヤニヤ、ワクワクと素直に笑えたし……。

信条的に「筆もキャンパスも選ばない……」俺は、「表現人」として死ぬまでこう有りたい。

 

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TASTE CONCEPT MOTOR CYCLE
住所■東京都八王子市川町244-286
電話■0426-52-5491
URL■www.taste-concept-mc.com

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テイストコンセプトモーターサイクル

河内山 智 Akira Kouchiyama

百戦錬磨のテイスト、河内山智。1958年式の御年52才。ハーレーで言えばデュオグライドのファーストイヤーモデルといったところか。楽しいことが大の好物で、遊んでいるときにアイデアが生まれるという。

 

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