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episode.03

音のある生活
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ここ数年、なにかとバタバタしていて “ちゃんと” 音楽を聞く事がない生活を送っていた。別に音楽を聴かなくなったわけではない。ただ聴き方がBGMとしてだけになっていた。”ちゃんと” 音楽を聞かない理由として考えられるのは以下6つ。

 

1. 仕事中は基本的に工場内にはFMが流れている。

2. 平日、仕事が終わると、うちの息子たち(ロッドワイラー9歳&ピットブル2歳)の散歩を済ませ、食事をして寝るだけ。

3. 休日、ほとんど外出してる。

4. 実は今、家の中には音楽を奏でるハードがない。

5. 愛車の1934年式FORDには当然のごとくカーステがない。

6. ビックリするだろうが、会社のトランポであるハイエースにも音源がなかった。

 

が、つい先月のこと。とうとうハイエースにカーステを取り付けた。何年振りだろうか? “ちゃんと” 音楽を聴いたのは……。

 

“Django”。 実は若かりしときはギターテクニシャンなる仕事を目指していたほど音楽が好きで、またさまざまなジャンルを聞くのだが、やはり自分なりにオートバイと同じく拘りがある。それは不良であること。まぁこの場合の不良と言うのはメタル的な音と言うことではなくて、奏でる音が不良(往々にして音と人間性はリンクしてるが)であること。その中でも僕のベストに入るアーティストはジャンゴ・ラインハルトである。ジャンゴとくれば必ずチャーリー・クリスチャンがでてくる。人間性の不良と言う意味ではチャーリーに分があるように思えるが、僕にとっては激しくそして官能的なマヌーシュ・スイングを奏でるジャンゴは、間違いなく最古の音の不良アーティストである。今でも忘れられない、18歳の時に聴いた “Minor Swing” の衝撃。そんな事が言えるくらい聴き惚れていた。

 

オートバックスで買ったわずか1万2000円ほどのカーステのおかげで、車に乗っての外出が苦にならなくなってきている。そして自分の奥底でくすぶっていたなにかが目覚めたように感じる。もっと不良の音楽を聴きたい。今度の休みは家から出たくなくなるようなオーディオでも買いに行ってみようかな。

 

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