

episode.07
なんか前回も同じことを書いたように思いますが、ほんと月日の流れは早いもので、今年もすでに1ヶ月半が過ぎようとしています。そしてまたエッセイの順番が回ってきました。さすがに今回は何も書く事がなく、パスさせていただこうかと考えていたのですが、それは許してもらえるはずもなく……。
そこで今回は、お客さんから質問を受けることについて書いてみたいと思います。僕が聞かれる事で多いのは、キャブ&サスペンションのセッティングやブレーキについてなどですが、その辺りの話しはそれこそ色々な考えで書かれていますので、今回は基本中の基本である “慣らし運転” について書こうと思います。
慣らし運転が必要な時は新車の時か、エンジン/ミッションなどのチューニングやオーバーホールをした時になります。チューニングやオーバーホール時はその内容でやり方が変わるので、今回は新車に絞って僕なりの慣らし運転のやり方について説明します(各ショップ様やメカニック様で色々と考えも御座いますが、今回はあくまでも僕自身が考える理想の慣らし運転について説明します)。
それでは新車の慣らし運転の意味とは? それはより長く、気持ちよく乗ることができるバイクにする事につきます。新車というのは当然ながら新品同士の部品で構成されています。またそれらを組み立てる工程は、工場のラインでフォーマットに則った “平均” をベースに製作されいます。部品にしても組み立てにしてもその平均の範疇で製作されるため、正しい言い方かどうか分かりませんが、少しカドのあるぎこちない状態になっていると言えます。ちなみに平均と言う事は、その上もあれば下も有ります。当然出来たバイクにも実はかなり優劣の幅があったりします。これが俗に言う “当たりのバイク” という言葉が出てくるひとつの理由と思われます。
では慣らし運転では何をするのか? これは前出の新品同士の各パーツの “アタリ” 付けです。アタリとはパーツ同士の馴染みとか全体のバランスを取るという事で、エンジンやミッションなどの多くはパーツ同士の回転・摺動という働きで構成されており、これらのパーツをストレスなくスムーズに動くようにしていく事だと思ってください。具体的な慣らし運転の内容は次回更新予定の “慣らし運転/其の弐” で説明しますので、しばらくお待ち下さい。
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