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episode.09

慣らし運転/其の参

今回は慣らし運転についての最終回です。前回は100キロ走り終わればオイル交換というところまで話しましたが、そのあとの100~500Kmは、他の回転/摺動部分を含めた角取りとなります。スポーツスターであれば3000回転(最高回転数の半分くらい)までで走行します。最初の100キロとは違い、次の400キロ間はミッション/クラッチの慣らしも兼ねるので、スーと走るのではなくてギアチェンジをしっかりする事と回転の上下を付ける事、ただ急な回転の上下はNGです。ポイントを以下にまとめます。

1.無理な負荷をかけない(上り坂での加速や下り坂でエンブレをかけての走行など)。

2.ギアは必ず全てをまんべんなく使う。

3.ギアチェンジはクラッチをしっかりと切り、丁寧に押し込む(かかとで蹴るなどはNG)。

4.終了後にオイル交換(エンジン/プライマリー/ミッション)。

 

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そして500~1000キロまでの慣らしですが、ここからがよく走る為の慣らしになります。まず、そのバイクの最高回転数から500回転ほどを引いた数字を出します。現行スポーツスターの場合は5500回転になります。1000キロ終了時に5500回転まで回すようにしていくのです。どういう事かと言うと、
1.500~600キロまでは3500回転まで。
2.600~700キロまでは4000回転まで。
3.700~800キロまでは4500回転まで。
4.800~900キロまでは5000回転まで。
5.900~1000キロまでは5500回転まで。
という感じです。

 

ここで慣らし運転終了のオイル交換(エンジン/プライマリー/ミッション)を一式します。最後の500キロは何のためかと言うと、回転数で負荷のかかるポイントが変わってくるため、そこまでしっかりとアタリを出すために行います。ここまですればきっちりと全域にわたって不可なく回るオートバイが出来上がります。先に説明した、工場出荷状態でのオートバイの優劣はちゃんとした慣らしをする事で、低いレベルのものでも、ほとんどが平均までは持っていく事が出来ると思います。また逆もしかり、せっかくよいポテンシャルで出てきたマシンもちゃんとした慣らしをしないと、あたりを付けることができず平均以下にもなったりします。

 

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以上が私の考える理想的な慣らしになります。今回説明した内容は、新車のエンジン/ミッション/クラッチについての慣らし(アタリ付け)になりますが、基本的な考え方はオートバイを乗る上で、稼働部の全てに応用できると思います。あまり難しく考えて乗る必要はないですが、少し気を配って付き合って行ければ、より愛着がわくのではないでしょうか。

 

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