episode 81 風に吹かれて #08

悪夢の交通事故から、早3ヶ月以上が過ぎた。
──パンヘッドで風を感じたい

風に吹かれて考えた。

 

僕がハーレーダビッドソンに乗る意味を……。

 

久しぶりに水戸のロナーセイジを訪れた。編集部からわずか1時間のロナーセイジであるが、ここは東京とはどこか時間の流れ方が違う、とても穏やかな雰囲気に包まれている。この環境を求めてロナーセイジの中村さんは、この場所を選んだのだ。バイクビルドには理想の環境だ。

 

事故で修理中のパンヘッドと、実に3ヶ月ぶり以上の対面を果たす。キモとなるフレーム、及びフロントフォークにダメージがないことは確認済みであるが、細かなダメージが気になる。事故定番のレバー類&ステップなどへのダメージ以外に思いもよらぬトラブルを発見した。ミッションのオイル漏れだ。4速ミッションの悩みのタネであるオイル漏れだが、その量がいささか多いような気がする。いったいどこから漏れ出しているのか突き止める必要はあるが、少しやっかいなことになるかもしれない。

 

その他、ダメージを受けたパーツが入ったダンボール箱を確認する。キズついたキックペダルやミッドコントロール、グリップ、マッシュルームカバーなどがまとめられている。この程度のダメージで済んだのだから、よしとしよう。しかしどうしても悔やまれるのは昨年末に完成したばかりのマフラーだ。フロントバンク側のマフラーにキズが入り、リア側のエンド部がヘコんでいるが、いったいどうしたものか。ダメージを受けた部分だけ作り直すのか、それともすべて刷新するのか。どうせ刷新するなら、違うカタチにするという手もある。しかし左出しにするとか具体的なアイデアがあるわけではないので、無理にカタチを変える必要もないだろう。保険の問題やらまだまだ余談を許さない状況であるが、パンヘッドの早期復活を望む。

 

ここで一句。
「夏が過ぎ 秋が過ぎても 冬までには……」
少し字余り。