episode 87 STOP LIGHT

迸るパワーは反骨精神の象徴であり、
それは作り手の生き様だ

東京恵比寿のSTOP LIGHT。シルバースミス高山隆が営む、言わずと知れたシルバーショップの名店である。高山さんが生み出すシルバーアクセサリーは、個性などという凡庸な言葉では括れない暴力的なまでのアクの強さが最大の美点だと僕は思う。ひとつひとつの作品から迸るパワーは反骨精神の象徴であり、それは高山さんの生き様でもある。

 

今の東京のファッションシーンの礎、つまりは日本のファッションシーンの礎を築き、アメカジというカルチャーをメジャーに押し上げた張本人である高山さん。ファッションをただのファッションに終わらせず、そこに自らの生き様を投影しスタイルとして世の中へ発信していく。高山さんの創作の原点は、この一点に尽きると僕は思っている。

 

高山さんの日常のアシはストックスタイルを保持した1978年式のFXSローライダーだ。カンパニーが手掛けたファクトリーチョッパーの金字塔である。雨が降ってもお構いなしに高山さんはこの30年来の付き合いになるローライダーで店にやってくる。近日中に高山さんのインタビュー動画を掲載する予定なのでお楽しみに。

 

「ジーンズとレザージャケット、ハーレーとフォードがすべてを教えてくれた……」

 

──こう話す高山さんは、男が嫉妬するほどにクールだ。

 

ここで一句。
「少年は 古着とオイルで 男になる」
少し字余り。