episode 96 ボツリヌストキシンと現実逃避

攻めることは物事を肯定的な方向に
傾斜した考え方を行ういい傾向の現れ

今回は朗報から。パンヘッド復活への道程に少し明るい兆しが見えはじめた。保険の問題やらなんやかんやに少しだけ進展があり、うまく話しが進めば年内復活も夢ではない。あまり期待し過ぎるとショックがどデカイので、ほどほどの期待にとどめている。些細な自己防衛として。

 

パンヘッドに乗りたいという禁断症状がピークに達している。その証拠に愛機のプチカスタムに現実逃避をする時間がますます長くなってきている。例えるなら禁煙中に口さみしくてガムを噛んだり飴を舐めたりする症状とよく似ている。しかしそれは負の現象ではなく、愛機が手元にないという不完全な毎日を補完するためにカスタム構想を練るという攻めの発想であり、物事を肯定的な方向に傾斜した考え方を行ういい傾向の現れと言える。僕なりのポジティブシンキングだ。

 

以前、川崎のヒデモを訪れたときにたまたま見かけたPIRELLIのMT66。サイドウォールのホワイトレターがなんともいい雰囲気のタイヤだ。グリップ性能も問題ないだろう。大阪のBRAKERSが復刻したALLSTATE TIREも見逃せない。リブが配されたサイドウォールが見せ場となるノスタルジックなオールド復刻タイヤである。

 

交換するとなるとリアタイヤだが、これらのタイヤが僕のパンヘッドに入るかどうかという大きな問題が残されている。もちろん今履いているFIRESTONEとサイズを揃えたとしても。なぜならリアフェンダーとタイヤのクリアランスを徹底的に追い込んでいるから。つまり現状のFIRESTONEタイヤの寸法でクリアランスがピタリと決まるようにリアフェンダーを製作しているからである。同サイズであってもタイヤが換わればハイトは微妙に変化する。今のクリアランスは小指の先も入らない状況なので、おそらく10ミリもないはずだ。タイヤを換えるのはこの10ミリのせめぎ合いである。

 

ここで一句。
「10ミリで 右往左往が いと楽し」
少し字余り