episode 106 MADE IN ENGLAND

140年の歴史を従えた
英国育ちのウルトラホーク1号

シートを新調した、もとい自転車だからサドルと呼ぶのが正解か。創業140年を超えるイングランドの自転車サドルメーカー「BROOKS(ブルックス)」の逸品だ。140年と言えば、我らがハーレーダビッドソンの歴史をゆうに超える長い年月であり、当時の日本は江戸時代ということになる。ここでBROOKSのWEBサイトからブランドヒストリーを抜粋するので参考にしていただきたい。

 

「創始者John Boultbee Brooksが1866年に……今日では全世界にBROOKS社の名が知れ渡る様にまでなった」

 

──なるほど、そういうことだったのか。

 

少し端折り過ぎたような気がしないでもないが、つまりはそういうことだ。とにかく最高級の革と着色までにも天然素材のみを使用するなど、そのこだわりは徹底している。そして何よりもシルエットが美しい。航空業界の希代の名機、ウルトラマンセブンのウルトラホーク1号も、このサドルをモチーフにデザインしたとかしないとか言われているとかいないとか。

 

また箱が洒落ている。まるでヴィンテージのワインや洋酒が収められているようなパッケージだ。中には英字新聞風のカタログが同封されていたりする。このあたりの洒落心はぜひともハーレーダビッドソンに見習って欲しい。

 

機能も抜かりなし。使いはじめは革が硬くお世辞にもフィット感が高いとは言えないが、使い込むほどに革が馴染み驚くほどのフィット感を生み出す……らしい。きちんとケアをすれば、まさに一生モノのサドルとなる……らしい。まだ使いはじめたばかりなので、そのあたりのことはまだ実感できないが、ポテンシャルは十分に感じている。そこでこのフォルムをバイクのシートにも生かせないものかと日々妄想中。

 

ここで一句。
「英国産 ホーク1号に 乗る快感」

少し字余り。