episode 117 ハーレーダビッドソンと峰不二子

必要なのは大きさや質量などではなく
高さと角度、そしてその密度がなによりも重要だ

ハーレーダビッドソンと峰不二子。「セクシーな女性とハーレーダビッドソンはよく似合う」ということを簡潔に証明する、これ以上はない完璧な組み合わせ。1967年の「ルパン三世」誕生から今年で46年目。アニメ放送開始から42年目を迎えるルパン三世は世代を超えて愛され続けている。そんなルパン三世の紅一点、峰不二子の等身大フィギュアが本物のハーレーダビッドソンとともに新宿ステーションスクエアに出現。峰不二子の等身大、つまり身長167cm、体重50kg、B 99.9cm、W 55.5cm、H 88.8cmという奇跡のプロポーションを持つ峰不二子が三次元で再現された。しかもショッキングピンクに彩られた2008年式FLHTに跨った姿である。仮想と現実が交錯するカオス、まさにドリームコラボレーションだ。

このイベントは04.19のHEADLINE「バイク王?ルパン三世 ハーレーに乗る等身大、峰不二子」でお伝えした通り、ルパン三世がバイク買取専門店「バイク王」の新キャラクターとなったことを機に峰不二子の等身大フィギュアとオリジナルカスタムバイクの実車が当たる「等身大!! バイクにまたがる峰不二子が、あなたのモノに?」キャンペーンのプロモーションとして行われた。

 

峰不二子と言えば、アーミーグリーンのWLAに乗り、海岸線を疾走しているという偏ったイメージがあるのだが、ショッキングピンクのFLHTも不二子ちゃんにはよく似合っている。キャットスーツ姿の峰不二子とピンクのハーレーダビッドソン。色っぽいにも程がある。

撮影会当日、一番シャッターを切っていたのは間違いなくHBJ.comだ。あまりにも熱心にさまざまな角度から撮影しているものだから、関係者の方から「イイ絵撮れましたか? どんな感じですか?」とそれとなく写真チェックが入ったほどだった。取り立てて峰不二子に特別な思い入れがあるわけではなく、子供のころからその迸るお色気から「子供には扱いきれない、正視してはいけないもの」という負の刷り込みがあるくらいだっだ。しかしその不二子ちゃんの迫力と完成度とたわわに実った胸のふくらみと華奢な腰つきと豊満なヒップの対比に圧倒され、いつになくシャッターを切ってしまった。

──必要なのは大きさや質量などではなく高さと角度、そしてその密度がなによりも重要なのだ、とかなんとかひとり言を言いながら撮影していたかもしれない。生身の人間を撮影しているときには決して感じない、複雑かつ奇怪な感覚であった。

 

しまいには不二子ちゃんと目線を合わせたいと思い、さらにいろいろなアングルからカメラを構えてみたが結局目線を合わせることはできなかった。それはリカちゃん人形と同じ、目線が合うと居心地が悪くなったり、場合によっては恐怖心に繋がるという可能性を回避するためにどの角度からも目線が合わないよう瞳が描かれているのだろう。致し方なし。

 

しかし撮りに撮ったりその数200枚、してやったり!

 

ここで一句。
「愛の神 エロスと同義の 峰不二子」
少し字余り。