episode.120 復活の狼煙 #03 審判の日

最終決戦90分の攻防
さぁパンヘッド復活だ

2013.05.21、新宿の交通事故紛争処理センターなる機関で最終示談案が提示される「審査会」なるものが開催された。2012.03.08の交通事故の過失割合の見解で相手側と真っ向から意見が対立しており、こともあろうか相手側は自らこそが被害者であると主張する始末。これ以上交渉の余地はないと結論づけ、最終手段である審査会に判断を委ねることにした。

 

審査会当日は中立的立場の弁護士3人の前で、申立人である僕と保険会社の担当で事故状況を説明し、こちら側の主張を伝え部屋を出たそのあと、相手側の保険担当が同じ工程を踏んだ。相手側の当事者は保険担当にすべてを一任しているので欠席。その考えもいかがなものかと思うが、もちろんこちらが口を挟む問題ではない。

 

それぞれ30分というところだろうか。お互いの主張、見解を伝え、待つこと約15分。今度は申立人、相手側ともに部屋に入り、髪の量からも一番年配と見受けられる弁護士の代表から最終示談案の提示を受けた。

 

──至極真っ当な判断だった。もちろん僕が被害者で相手側が加害者という見解だ。優先道路の青信号を直進していた僕に対して側道から出てきたミニバンが進路を塞ぐ状態となり避け切れずに追突したわけだから、どちらが被害者であり、どちらが加害者かは自明の理。どうしてこんな簡単な問題に14ヶ月以上も結論が出なかったのだろうか。わずか90分ですべてが終わった。

 

さぁ、パンヘッド復活だ。

 

ここで一句。
「審判の日 黄金色の 90分」
少し字余り。


ホットバイクジャパン.com編集部

成田恒一 Kouichi Narita

京都生まれの京都育ち、生粋の京都人という妙なプライドがチャームポイント。HBJ編集部員になり13年目(途中ブランクあり)にしてHBJ.comを立ち上げる。東京に来て25年以上たつも、未だ京都弁が抜けない。趣味は物欲。趣味を超えてその物欲で生きていると言えなくもない、もはやライフワーク。ちなみに特技も物欲である。そして2005年、勢い余って67年式カマロを購入。目下のターゲットはD5。