episode.124 伊国の誉

イチゴのパンツと
カンパニューロ

EPISODE.115 伊国の美で話したCAMPAGNOLO(=カンパニューロ)のブレーキを自転車に取り付けた。イタリアンメイドのこの惚れ惚れするようなデザインを最大限生かすため、取り付けにも徹底的にこだわった。ブレーキ装着をお願いしたのは渋谷区神泉町のサイクルショップ、DREAM WORKS。オールドピスト販売やリビルド、さらにレアパーツを取り扱うプロショップだ。

 

僕のフレームはトラックフレームなので、ブレーキ取り付けのネジ穴が設置されていないため、今まではフォークにブレーキベースをクランプしてブレーキ本体を取り付けるという汎用キットを使用していた。繊細なトラックフレームにはそぐわないゴツい見た目がどうにもいただけないとは思っていたが機能的には問題なかったので、とりあえずは使っていた。例えるならセクシーなプレイメイトが機能的には問題ないからと綿100%のイチゴのパンツをとりあえず履いているようなものだった。

しかし今回はコラム下に台座ステーを設置するというDREAM WORKSオリジナルの取り付け方でシンプルにブレーキを装着。レバーはハンドルの曲線に合わせて製作していただいた。フロントブレーキとリアが連動した2本引き仕様である。ブレーキケーブルをフレームに固定するアウタークリップもカンパ製をチョイス。このデザイン、バイクにも使えるんじゃないだろうか。

 

リアブレーキの取り付けも抜かりなし。シートステイに板を挟み込みブレーキを取り付けるという汎用キットがメジャーであるが、ただの板では色気がない。そこで強度を考えて立体的に削り出されたベースプレートを三角形の小さな受けでシートステイに固定するというミニマルな手法でブレーキの美しさを際立たせている。これでイチゴのパンツは卒業だ。

 

ここで一句。
「ラテンの血 伊国メイドは オシャンティー」
少し字余り。


ホットバイクジャパン.com編集部

成田恒一 Kouichi Narita

京都生まれの京都育ち、生粋の京都人という妙なプライドがチャームポイント。HBJ編集部員になり13年目(途中ブランクあり)にしてHBJ.comを立ち上げる。東京に来て25年以上たつも、未だ京都弁が抜けない。趣味は物欲。趣味を超えてその物欲で生きていると言えなくもない、もはやライフワーク。ちなみに特技も物欲である。そして2005年、勢い余って67年式カマロを購入。目下のターゲットはD5。