episode.127 Firestoneの呪い

Firestone DELUXE CHAMPIONから
ALLSTATE SAFETY TREADへ

1年以上もの沈黙を破り、復活への道を歩み出した我が愛機。細かなダメージは多いものの、フレームやフォークなどの致命的な損傷は免れているため、遠目で見れば誰も事故車だとは気づかないレベルと言える。事実オーナーである僕も、このままオイル交換してバッテリーを充電したらすぐにでも走り出せるんじゃないかと勘違いしてしまうほど。しかしまだまだ復活の道程は遠い。

 

マフラーやキャブレター交換については以前に話したが、リアタイヤも交換しようと思っている。大阪のTHE BRAKERSが手掛けるALLSTATE TIRESのSAFETY TREADへのスイッチである。ALLSTATE は1926年から1995年まで存続していたアメリカのタイヤメーカーでSEARSの一ブランドとしてオリジナルバイクをはじめ、四輪やバイク関連のパーツを生産していた。SAFETY TREADは60年代のタイヤパターンを復刻したものでヴィンテージマシンやチョッパー、ボッバーとの相性は抜群。タイヤのトレッドパターンは僕が愛用するFirestoneのdeluxe championとよく似たシンプルなものでとても気に入っている。さらにサイドウォールには特徴的なリブがあしらわれており、すこぶる格好よろし。

 

しかしこのタイヤが僕のパンヘッドに入るかどうかという問題が残されている。もちろん今履いているFirestoneのサイズ4.00?18と揃えたとしてもかなり微妙。リアフェンダーとタイヤのクリアランスを徹底的に追い込んでいるからタイヤが変われば入らない可能性が高い。今のクリアランスは小指の先も入らない状況なので、おそらく10ミリもないはずだ。その辺りの状況をTHE BRAKERSの米谷さんに相談したところ、リム幅にもよるがFirestoneの同サイズと比べて小さくなることはあっても大きくなることはないとの意見をいただいた。そこで早速THE BRAKERからタイヤを取り寄せ、ロナーセイジへと向かった……。

 

ここで一句。
「10ミリの タイヤ交換 攻防戦」
少し字余り。

取材協力

THE BRAKERS
住所■大阪府池田市新町6-5
電話■072-741-9983
休日■不定休

ロナーセイジ
住所■茨城県小美玉市大笹470-12
電話■0299-48-3787
休日■火曜日


ホットバイクジャパン.com編集部

成田恒一 Kouichi Narita

京都生まれの京都育ち、生粋の京都人という妙なプライドがチャームポイント。HBJ編集部員になり13年目(途中ブランクあり)にしてHBJ.comを立ち上げる。東京に来て25年以上たつも、未だ京都弁が抜けない。趣味は物欲。趣味を超えてその物欲で生きていると言えなくもない、もはやライフワーク。ちなみに特技も物欲である。そして2005年、勢い余って67年式カマロを購入。目下のターゲットはD5。