episode.129 ACEの流儀

普通であって普通でない
その普通の定義を考える

07.26に掲載したACE MOTORCYCLE徳山さんのスペシャルインタビュー。この企画は現在発売中のHBJ133号とHBJ.comの連動企画となっている。HBJ133号ではニューオーダー恒例の全台撮影を行った誌上カスタムショーを敢行し、HBJ.comではニューオーダーに出展した地元神戸のACE MOTORCYCLE徳山さんのインタビューを行った次第。

 

今回ACEがショーに持ち込んだ車両は3台。そのうちの1977FLと1959XCLHをフィーチャーし、徳山さんに話を聞いた。特に僕のツボに刺さったのは1977年式FLベースのショベルチョッパーだった。ACEのマナーを踏襲した均整の取れたスタイリングが見せ場となる車両であるがこのマシン、見れば見るほどに徳山さんならではの手間暇を惜しまない加工が施されていることに気付く。

 

 

丸パイプのスイングアームが特徴のデュオグライドフレームを基本骨格に6インチオーバーのFL用41mmフォークを装着。三又はFX用と同サイズになるよう1.5インチほど詰められている。キャブレターにはS&S TWO-THROATを配し、ブレーキ操作の邪魔になるとの判断からエアクリーナーは1/3ほどカットされている。マーカーはリアショクに埋め込まれ、テールライトはトゥームストーンを逆さに設置。もちろんナンバー灯としても機能する。シッシーバーと一体型のストラットの曲線も実に手の凝ったものだ。ワンオフのフューエルタンクに描かれた変形フレイムスも絶妙。

 

「普通のことをただ普通にやっているだけ」と話す徳山さん。ACEのメニューとしてはスタンダードなものなのだろうが、やっぱりこの車両はどう考えても普通じゃないと、普通の僕はそう思う。

 

ここで一句。
「この季節 スイカバーは 普通に旨い」
少し字足らず&字余り。

 

 

取材協力

Ace Motorcycle
住所■兵庫県神戸市中央区元町高架通3-202
電話■078-855-9500


ホットバイクジャパン.com編集部

成田恒一 Kouichi Narita

京都生まれの京都育ち、生粋の京都人という妙なプライドがチャームポイント。HBJ編集部員になり13年目(途中ブランクあり)にしてHBJ.comを立ち上げる。東京に来て25年以上たつも、未だ京都弁が抜けない。趣味は物欲。趣味を超えてその物欲で生きていると言えなくもない、もはやライフワーク。ちなみに特技も物欲である。そして2005年、勢い余って67年式カマロを購入。目下のターゲットはD5。