episode.151 己兜塗成/後編

ついに塗り上がったRORUNHELMET
まさに感慨無量で御座います

ヘルメットDIYカスタムペイント、名付けて「己兜塗成」。マットブラックのベースにアイボリーのフォークラインというシンプルなデザインながらもバランス取りに細心の注意を払い、なんとかマスキング作業が完了したというところまでが前回の話だった。いよいよフォークラインにアイボリーを噴き付けるべく、マスキングテープ&雑誌の切れ端などを使い、フォークライン以外の部分は完全に覆ってしまう。次にお約束の脱脂を行いフォークラインに沿ってアイボリーを吹き付けていく。ここでも一度に厚塗りするのではなく、数回に分けてタレないように薄く吹き付けていくことが大切だ。

 

 

ひと晩置いて完全に乾燥させてから最大のクライマックスであるマスキングテープを剥がし、フォークラインの仕上がりを確認する。ラインの太い方から細い方に向かって慎重にマスキングテープを剥がしていく。ここは慌てずゆっくりゆっくりと……。

 

──完璧だ。マットブラックのベースに浮かび上がるアイボリーのフォークライン。まさにパーフェクト。ヘルメットのフォルムとフォークラインの完全なる融合。すべてにおいて完璧に調和している。自画自賛で本当に申し訳御座いません。

 

 

仕上げに超細目の耐水ペーパーで水研ぎし、マットカラーに少しだけ艶を与える。ここ大事。この質感が最大のこだわりだったりもする。例えるなら、地方都市の寂れたボウリング場に置かれている使い込まれたハウスボールのような質感。その質感に合わせて、RORUNHELMET専用のデカールもエイジング。ここで僕のDIYカスタムペイントの師匠、シェイキンに業務連絡。師匠、今回の仕上がりは如何ですか? 

 

ここで一句。

「自家塗装 愛着倍増 自画自賛」
少し字余り。

 

取材協力


ホットバイクジャパン.com編集部

成田恒一 Kouichi Narita

京都生まれの京都育ち、生粋の京都人という妙なプライドがチャームポイント。HBJ編集部員になり13年目(途中ブランクあり)にしてHBJ.comを立ち上げる。東京に来て25年以上たつも、未だ京都弁が抜けない。趣味は物欲。趣味を超えてその物欲で生きていると言えなくもない、もはやライフワーク。ちなみに特技も物欲である。そして2005年、勢い余って67年式カマロを購入。目下のターゲットはD5。