episode.169 行く行く詐欺と小海老のアヒージョ

店主こだわりの空間に時を忘れる
鎌倉に誕生したハーレー乗りのメッカ

鎌倉のブルーグルーブへ行ってきた。この春の移転リニューアル後の初訪問にも関わらず、アポなし突然の襲撃である。店主のTAKAさんにはいろいろなイベントで顔を合わせるたび「今度遊びに行きますから!」と言い続け、軽度な「行く行く詐欺」になっていた。このままではオオカミ少年、もといオオカミ中年になってしまいそうだったので本当に危なかった。

 

 

Beachside Loco Styleというコンセプトを提唱するブルーグルーブ。今回の移転リニューアルで理想に近い空間を手に入れたということだが、鎌倉というロケーションはもちろんのこと、とても居心地のいい空間だった。内装はすべて店主のDIY。たくさんの友人のサポートがあって完成したらしいが、器用にもほどがある。看板から什器、そして大掛かりなロフトまで完備したこの店内がハーレー屋の店主のDIYだとはとても思えない。そのロフト部には事務所やパーツのストック、さらに小さな音楽ライブが行えるようなスペースまで用意されている。音楽に造詣の深いTAKAさんならではの店作りと言える。エントランス部にはアウトサイドリビングをテーマにソファが置かれた心地よいスペースまで設置。どう見てもバイク屋のエントランスというより、小海老のアヒージョとピニャ・コラーダが出てくるサンタモニカのビーチサイドカフェのようだ。

 

 

そして2階には、ビンテージレザージャケットをメインに扱うサンセットブルバードが店を構えている。その在庫量は、ちょっと驚異的である。ラングリッツ、ブコ、ルイス、ショット、バンソンなどのオールドレザージャケットはサイズバリエーションも豊富で、ユーズドによくあるサイズの悩みも心配なし。さらにショップ奥のスペースには博物館クラスの逸品も置かれている。もちろん売り物なのでマニアの方は一度チェックしていただきたい。個人的には70sルイスのサイクロンがとくに気になっている次第。HBJ.comオリジナルDVD、HBJ IN MOTIONの取り扱いもお願いしているので、皆様ぜひ!

 

ここで一句。

「行く行く詐欺 オオカミ中年 やめました」
少し字余り。

 

取材協力


ホットバイクジャパン.com編集部

成田恒一 Kouichi Narita

京都生まれの京都育ち、生粋の京都人という妙なプライドがチャームポイント。HBJ編集部員になり13年目(途中ブランクあり)にしてHBJ.comを立ち上げる。東京に来て25年以上たつも、未だ京都弁が抜けない。趣味は物欲。趣味を超えてその物欲で生きていると言えなくもない、もはやライフワーク。ちなみに特技も物欲である。そして2005年、勢い余って67年式カマロを購入。目下のターゲットはD5。