episode.183 1000の沈黙

妄想と自己満足の
サディスティックなチラリズム

episode.179/引き算の美学でお伝えしたトランプのオリジナルウインカーTSB-024Bのレンズを交換した。放射線状の花びらタイプからストレートデザインへの刷新だ。以前の放射線状デザインも個性的にはすごく気に入っていたんだけど、大きく主張しないニュータイプのレンズはまさに僕好み。

 

 

このコラムのタイトル「1000の主張」の裏コンセプトは「1000の沈黙」、つまり1000個言いたいことがあると同時に、1000個の秘密を抱えているという実に矛盾に満ちた複雑なものだったりする。口に出して主張するより沈黙を守る方が、どれだけ相手の想像力を掻き立てるかというサディスティックなチラリズム。見えそうで見えないミニスカートみたいなものである。

 

 

このレンズ交換も、はっきり言ってトランプの長岡さんと僕以外は誰も気付かないようなマニアックなモディファイだ。サディスティックなチラリズムというにはいささか大げさのような気もするが、僕の満足度はかなり大きい。ディテイルにこだわってこそのカスタム道。小さな小さな積み重ねがカスタムの完成度を大きく左右する。想像力を駆り立てる、見えそうで見えないチラリズムでこのパンヘッドはできている。

 

ここで一句。
「妄想と チラリズムの 積み重ね」
少し字余り。

 

取材協力
TRAMP CYCLE
住所■大阪市都島区中野町2-1-12
電話■06-6882-1133
休日■月曜日/第二日曜日?(木曜日は店舗業務のみ休業)
URL■http://www.trampcycle.com


ホットバイクジャパン.com編集部

成田恒一 Kouichi Narita

京都生まれの京都育ち、生粋の京都人という妙なプライドがチャームポイント。HBJ編集部員になり13年目(途中ブランクあり)にしてHBJ.comを立ち上げる。東京に来て25年以上たつも、未だ京都弁が抜けない。趣味は物欲。趣味を超えてその物欲で生きていると言えなくもない、もはやライフワーク。ちなみに特技も物欲である。そして2005年、勢い余って67年式カマロを購入。目下のターゲットはD5。