episode.193 輪廻/断 「悲願達成、10年越しの夢」

悲願達成
10年越しの夢

あけましておめでとうございます。本年もこのHBJ.comをどうぞよろしくお願いします。ところで「光陰矢のごとし」とはよく言ったもので、月日が流れるのは本当に早いものでございます。気が付けば2015年もあと360日余り。日々後悔のないよう精一杯生きたいものです。

 

Episode.187からはじまった必然/序・破・急に続き、訣別/守・破・離を経て今回から新編、輪廻がスタート。最初はどこかちょうどいいところで切り上げようと考えていたが、いよいよ収まりがつかなくなってきたのでもう行き着くところまで行くしかない。最後までお付き合いのほどよろしくお願いいたします。

 

2004年の交通事故の修理費用に関して1年以上ももめた末にどうにかこちらの主張を押し通し、ようやくパンヘッド復活の道程が見えてきた。新しいコンセプトはドラッグスターの力強さと、ディガーの繊細さを併せ持った攻撃的なマシンというもの。実はこのコンセプトは、茨城のハーレーショップを訪れるきっかけとなった1998年発行のHBJ37号に掲載されていたEVOソフテイルをイメージしたものである。このスタイルをリジッドフレームのパンヘッドで再現するというのが長年のドリームプランであった。不慮の交通事故という強制リニューアル、しかも解決までに多くの時間を要したわけであるが、結果オーライということにしておこう。

 

そうして2008年に完成したカスタムは12月のホットロッドカスタムショーでお披露目となった。10年後しの悲願達成である。すべてがこだわりの車両なのだが、とくにカスタムペイントへの思い入れが深い。黒ベースにキャンディレッドのフォークラインというデザインは、初代パンヘッドカスタムのカラーリングの逆バージョンになっている。基本的なデザインに関しても初代を踏襲している。これはあの悪夢の交通事故を忘れないため、そして自分への戒めとして初代パンヘッドからの流れを汲んだ車両に仕上げたかったから。愛機に乗れない生活はもうごめんだ。

 

ここで一句。
「十年後しの 悲願達成 棚ぼたで」

 

 

取材協力
ロナーセイジ
住所■茨城県小美玉市大笹470-12
電話■0299-48-3787
休日■火曜日


ホットバイクジャパン.com編集部

成田恒一 Kouichi Narita

京都生まれの京都育ち、生粋の京都人という妙なプライドがチャームポイント。HBJ編集部員になり13年目(途中ブランクあり)にしてHBJ.comを立ち上げる。東京に来て25年以上たつも、未だ京都弁が抜けない。趣味は物欲。趣味を超えてその物欲で生きていると言えなくもない、もはやライフワーク。ちなみに特技も物欲である。そして2005年、勢い余って67年式カマロを購入。目下のターゲットはD5。