episode.195 輪廻/離 「ついに完結 明けない夜はない」

ついに完結
明けない夜はない

2012年春の交通事故の過失割合について相手側と意見が真っ向からぶつかり合い1年以上も争った末にようやくこちらの主張を押し通すことができた。本当に長い戦いだった。戦いという表現がふさわしい熾烈な知能戦だった。

 

現場検証を繰り返し、こちらが詳細なデータをもとに相手側の言い分を切り崩そうと詰め寄ると、自らの主張の正当性を示すためにツジツマを合わせ、簡単に今までの話しを撤回する相手側の保険担当者。まるで子供の喧嘩だ。そんな不毛な話し合いを何度行ったことか。あまりの理不尽さに業を煮やし、古代ローマ帝国の投石機のようなもので巨大な岩を投げ込んで粉々に叩き潰してやろうかと妄想にふける毎日だった。

 

 

そんな中、相手側の保険担当者にこんな質問をしたことがある。
「一般常識を鑑みて、そちらの主張に無理があるということは、当然理解されていますよね?」

 

すると相手はこう言った。
「私は保険契約者様の主張をそのままお伝えしているだけで、私の個人的な感情や意見についてお話しすることはできません」。この一点張りで話しはそこから進むことはなかった。

 

怒りを抑え、冷静に対応すること。怒りに身を任せ、声を荒らげても話しはいい方向へは進まない。これがあまり有難くないふたつの交通事故の示談交渉から得た戦術だ。決して物騒な投石機のようなものなどを持ち出すべきではない。

 

 

しかしそれはもう過去の話し。このコラムで何度もレポートしているようにパンヘッド復活まであと少し。なんとか春には走り出したいと願っている次第。今年はたくさん走ろう。思いがいっぱい詰まったオートバイだから。

 

ここで一句。
「春待つや 色鮮やかに いざ走らん」
少し字余り。

 

 

取材協力
ロナーセイジ
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電話■0299-48-3787
休日■火曜日


ホットバイクジャパン.com編集部

成田恒一 Kouichi Narita

京都生まれの京都育ち、生粋の京都人という妙なプライドがチャームポイント。HBJ編集部員になり13年目(途中ブランクあり)にしてHBJ.comを立ち上げる。東京に来て25年以上たつも、未だ京都弁が抜けない。趣味は物欲。趣味を超えてその物欲で生きていると言えなくもない、もはやライフワーク。ちなみに特技も物欲である。そして2005年、勢い余って67年式カマロを購入。目下のターゲットはD5。