episode.209 POWER OF JOINTS

恐るべし、名古屋の底力

去る4月12日に開催され、大盛況のうちに幕を閉じた「JOINTS CUSTOM BIKE SHOW 2015」。過去最高の1万人という入場者数を記録した今年のジョインツは、名実ともに日本を代表するカスタムショーへと成長を遂げたと言える。それにしてもこの名古屋の底力の源はいったい何なのだろう? 国内最大のヨコハマホットロッドカスタムショーの動員数が約1万5000人で、ジョインツはそれに次ぐ規模を誇っている。

名古屋で開催!国内最大のカスタムバイクショー! JOINTS CUSTOM SHOW 2015

ちなみに愛知県の人口は東京都の人口約1335万人の半分強で約726万人。神奈川県の907万人と比べても約180万人も少ない。つまり単純に人口分布で見れば、横浜で開催されるホットロッドショーよりも圧倒的にジョインツの方が分が悪い。さらにホットロッドショーは千葉や埼玉などからの来場者も多く見込まれることを考えれば、中部地区の愛知県はなおいっそう分が悪いはずだ。それなのに、である。恐るべし、名古屋のカスタム熱!

ずいぶんと前置きが長くなったが、今回はそんなジョインツで気になった車両について紹介していこう。まずはMCDが手掛けたツインキャブのナックルヘッド。最大の見せ場である二機掛けのリンカートはもちろんのこと、トータルバランスの良さが光る車両であった。VLフォークにドラッグバー、フューエルタンクのマウント位置、リアフェンダーの処理、マフラーのフォルムなどなど、絶妙な一台に仕上げられている。ヘッドライトの位置がまた最高だ。

お次はAKO MCが製作したEVOスポーツカスタム。XR750を思わせるこのフォルムに釘付け。大幅に手が加えられたフレームはもはや別モノ。ワンメイクされたフューエルタンクとシートカウルのバランスにセンスを感じさせる。マフラーの取り回しも非常に洒落ている。

個人的には愛知県のマッスルカー専門店、オレンジカウンティが製作した68カマロも気になった。フレームオフから仕上げられた新車を超えたネオ・カマロとも言うべき高い完成度を誇っている。ブルー系のガンメタリックというカラーリングも、どこか近未来的な印象である。僕の67カマロとは比較にならない輝きだ。それにしても美しい。おおっと……。

ここで一句。
「洗車して カマロのごきげん 窺うか」
少し字余り。

取材協力
JOINTS CUSTOM BIKE SHOW 2015:http://www.joints.jp/joints2015/


ホットバイクジャパン.com編集部

成田恒一 Kouichi Narita

京都生まれの京都育ち、生粋の京都人という妙なプライドがチャームポイント。HBJ編集部員になり13年目(途中ブランクあり)にしてHBJ.comを立ち上げる。東京に来て25年以上たつも、未だ京都弁が抜けない。趣味は物欲。趣味を超えてその物欲で生きていると言えなくもない、もはやライフワーク。ちなみに特技も物欲である。そして2005年、勢い余って67年式カマロを購入。目下のターゲットはD5。