episode.210 続・POWER OF JOINTS

JOINTS 2015 HBJ.com’ Pick

前回のEPISODE.209に引き続いて、名古屋の底力を思い知らされた今季JOINTSで気になった車両について書かせていただきたい。

名古屋で開催!国内最大のカスタムバイクショー! JOINTS CUSTOM SHOW 2015

まずはアレンネスピック、ベストショベルヘッド、そして雑誌ホットバイクジャパンピックのトリプル受賞を果たしたBULLET CUSTOM CYCLEが手掛けたマシン。一見するとクロを基調としたソリッドなカスタムマシンとった印象を受けるがさにあらず。ディテイルに目を凝らせば、タンクマウントやシート下、フレームアクスルシャフト部の処理などなど、徹底的に作り込まれていることに気がつくはず。

中でもマフラーの処理は圧巻。リアバンクのマフラーをプライマリーサイドから前方へ取り回し、フロントシリンダーを回り込むようにキャブレターサイドへと配置されている。これによりロッカークラッチのアームをオープンベルトの上に通すことができず、ベルトの下側からシフターアームを操作するよう複雑なリンクが製作されている。この手間暇を惜しまない作り込みが同店の真髄と言える。しかも美しい。

チェリーズカンパニーがBMWのR nineTカスタムプロジェクトのために製作した「HIGHWAY FIGHTER」も見逃せない。唯一無二のカバードフォルムは圧巻のひと言。よくもまぁ、この発想が出てきたものだと、作り手である黒須さんの引き出しの多さに改めて驚かされる思いだ。ホットチョップが手掛けたショベルヘッドも個人的にはかなりツボ。ピーナッツタンクにフラットフェンダーを装備した定番のスタイルなんだけど、そのバランスが絶妙。プロの手による上質なチョッパーといった印象だった。

そしてカスタムショーでたくさんのマシンを目にする度、切実に思うわけ。早く自分のパンヘッドで走りたいと……。

ここで一句。
「春がきた 夏もすぐそこ 今年こそ!」

取材協力
JOINTS CUSTOM BIKE SHOW 2015:http://www.joints.jp/joints2015/


ホットバイクジャパン.com編集部

成田恒一 Kouichi Narita

京都生まれの京都育ち、生粋の京都人という妙なプライドがチャームポイント。HBJ編集部員になり13年目(途中ブランクあり)にしてHBJ.comを立ち上げる。東京に来て25年以上たつも、未だ京都弁が抜けない。趣味は物欲。趣味を超えてその物欲で生きていると言えなくもない、もはやライフワーク。ちなみに特技も物欲である。そして2005年、勢い余って67年式カマロを購入。目下のターゲットはD5。