episode.215 プラス思考

It could have been a lot worse.

懸案だったフューエルタンクのペイント補修がはじまった。2012年の事故でタンクに小指の爪の先ほどのキズがひとつと、そのすぐ脇に米粒くらいの大きさのキズが入り、ステッカーでも貼ってしまえば分からなくなるような些細なキズなんだけど、そんなわけにもいかないし……。ちなみに僕のパンヘッドにはステッカーの類はひとつも貼っていない。いや貼ることができない、といった方が正確かもしれない。その辺りの話はこちらを参考に。

episode.162 ロナーセイジはステッカーを作らない

しかし考えてみれば、それなりのスピードで転倒したにもかかわらず、フューエルタンクのキズがこの程度で済んだことは奇跡としか言いようがない。転倒後、歩道に横たわるパンヘッドを目の当たりにしたときは、無残にもべっこりと凹んでしまったタンクを想像し、血の気が引く思いがしたことをよく覚えている。体の心配より、まずバイクのダメージのことが脳裏をよぎった。

骨がバラバラになるような体中の痛みをこらえてバイクを引き起こしてキズを確認する。幸いにもタンクには前出の小さなキズ以外のダメージはなく、ほほ無キズだった。ついているのかついていないのか、よくわからない状況であるが、とにかくタンクへの大きなダメージは免れることができた。例えるなら、サイフを落としたけど免許証だけは見つかったとか、腕を骨折したけど利き腕ではなかったとか、靴下と間違えて便座カバーを履いて一日過ごしてしまったというような感じとでも言えばいいのだろうか。

現在は剥がれてしまった塗膜の段差を埋めるためにパテ埋めしている段階。これから面をならしてペイントが施される予定だ。この夏こそは!

ここで一句。
「気づくだろ 便座カバーには カカトなし」
少し字余り。

取材協力
ロナーセイジ
住所■茨城県小美玉市大笹470-12
電話■0299-48-3787
休日■火曜日


ホットバイクジャパン.com編集部

成田恒一 Kouichi Narita

京都生まれの京都育ち、生粋の京都人という妙なプライドがチャームポイント。HBJ編集部員になり13年目(途中ブランクあり)にしてHBJ.comを立ち上げる。東京に来て25年以上たつも、未だ京都弁が抜けない。趣味は物欲。趣味を超えてその物欲で生きていると言えなくもない、もはやライフワーク。ちなみに特技も物欲である。そして2005年、勢い余って67年式カマロを購入。目下のターゲットはD5。