episode.217 ラングリッツの男

走ってこそのナックルヘッド

1941年式FLナックルヘッドボッバーを愛車に持つLANGLITZ TOKYOショップマネージャーの猪狩さん。東京郊外の自宅から渋谷のショップまで、片道30km以上の道程を毎日このナックルに乗ってやって来る生粋のバイク乗りである。片道30 km以上ということは毎日70km近くの道程になり、一週間で約420km、一ヶ月で1680km、年間では2万キロオーバーという計算になる。つまり2年で地球一周となるわけだ。いやはや、ナックルヘッドでこのペースは驚きだ。詳しくは07.01に掲載した彼のインタビュー、MEETS THE WESCOをご覧いただきたい。

MEETS THE WESCO episode 34 KEN IGARI?BOSS

純正のマッチングにはこだわらず、しなしながら入念なプリペアが施されたナックルヘッドモーターは快調そのもの。東京?大阪間くらいの往復なら、ひとっ走りといったところか。くどいようだが鉄ヘッドのナックルで……である。

このナックルは友人から譲ってもらった車両らしく、以前はWLやKH 、ショベルヘッドに乗っていたという彼。「いつかはナックル……」というような強い憧れがあったわけでなく、縁あってたまたま手に入れたナックルヘッドという感じのようだ。歴史的価値から考えても希少な車両であるが、この気負いのなさがナックルヘッドとのいい距離感を保つ秘訣なのかもしれない。いくらナックルヘッドと言えども走ってこそのオートバイなのだから。

ここで一句。
「鉄の拳で ひとっ走りだ 500km」
少し字余り。

取材協力
LANGLITZ JAPAN
URL■http://www.langlitzjapan.com


ホットバイクジャパン.com編集部

成田恒一 Kouichi Narita

京都生まれの京都育ち、生粋の京都人という妙なプライドがチャームポイント。HBJ編集部員になり13年目(途中ブランクあり)にしてHBJ.comを立ち上げる。東京に来て25年以上たつも、未だ京都弁が抜けない。趣味は物欲。趣味を超えてその物欲で生きていると言えなくもない、もはやライフワーク。ちなみに特技も物欲である。そして2005年、勢い余って67年式カマロを購入。目下のターゲットはD5。