episode.31 フッ素のチカラ

2次エアーの吸い込みと
フッ素ゴム製Oリング

HBJ mag.の “1000の主張”でも何度かお伝えしてきたが、”我がパンヘッドは絶好調!”と言いたいところではあるが、どうやら少しだけご機嫌ナナメのようである。走行中にスロットルを戻したときや、信号待ちでアイドリング中にクシャミをすることが多い。ひどいときは、そのままエンジンが止まってしまうこともある。キャブレター本体の不調なのか、それともマニフォールドから2次エアーを吸っているのか、どうも原因が掴み切れない。一番怪しいのは、2次エアーの吸い込みだ。エンジンフロントバンクのインテーク部に小さなカケがあり、そこから2次エアーを吸っている可能性が高い。

 

そんな時にKAIKADOのホームページで “インテークマニフォールド用フッ素Oリング”なるものを発見。記事によると、汎用品のOリングがニトリルゴムで作られているのに対し、KAIKADOのOリングはフッ素ゴム製。標準的な耐ガソリン性能を持つニトリルゴムの耐熱温度は100度が限界。200度近い温度まで上がるハーレーのエンジンには役不足というワケ。フッ素ゴムは最高水準の耐ガソリン性能を備え、さらに耐熱温度は最大で220度! これは使ってみるしかないと思い、速攻でお取り寄せした次第。

 

なるほど、見た目からして汎用のOリングとは、ひと味もふた味も違う。フッ素Oリングはバリがなく表面がスムースで、さらにニトリルゴム製に比べると少し肉厚に形成されている。いかにも “デキるヤツ”といった佇まいである。早速、取り付けようとマニフォールドクランプを外してみたら、ガソリンがベッタリとインマニの表面に付着していた。しかもインテーク部に小さなカケのあるフロントバンク側のOリングはガソリンに腐食されて切れてしまっていた……やれやれ。

 

しかし! フッ素Oリングに交換して以来、快調そのもの。このまましばらく様子を見て、その後の状況はまたレポートしようと思う。続報を待て!

左がKAIKADOのインテークマニフォールド用フッ素Oリング(2個セットで2100円)。78年までのビッグツイン/スポーツスターに対応。右は汎用Oリング。

左がKAIKADOのインテークマニフォールド用フッ素Oリング(2個セットで2100円)。78年までのビッグツイン/スポーツスターに対応。右は汎用Oリング。

左がフッ素Oリングで、右がニトリルゴム製Oリング。写真では若干分かりにくいが、フッ素Oリングの方が少し肉厚の印象で、表面のスムースさはピカイチ。

左がフッ素Oリングで、右がニトリルゴム製Oリング。写真では若干分かりにくいが、フッ素Oリングの方が少し肉厚の印象で、表面のスムースさはピカイチ。

ガソリンで腐食されてしまったニトリルゴム製Oリング。インマニ表面にはベッタリとガソリンが付着してしまっている。この状態では2次エアー吸い放題のはず。

ガソリンで腐食されてしまったニトリルゴム製Oリング。インマニ表面にはベッタリとガソリンが付着してしまっている。この状態では2次エアー吸い放題のはず。