episode 60 気化器調律/其の壱

奥が深い気化器調律、
すなわちキャブレターセッティング

ここ最近とても寒くなり、いよいよ東京も冬本番といった感じになってきた。朝晩の冷え込みは特に厳しい。我が愛機パンヘッドは前回の更新でもお知らせした通り、オイル交換も済ませ絶好調……と言いたいところではあるが、ここ数日の急激な冷え込みに加え、マフラー交換の影響があるのかも知れないが、どうも本調子ではない……ように感じる。ここが微妙なところで、問題なしと言えば問題ないし、違和感があると言えばあるような気もする。

 

そこで気化器調律、すなわちキャブレターセッティングを行うことにした。僕が使っている固定ベンチュリー型のS&S Eキャブは、シビアなことを言えば外気温が2度変わるだけでもジェット交換が必要だというレーシングキャブをルーツに持つキャブレターである。この寒さを考えればキャブ調整が必要だろう。

 

Eキャブの基本構造を簡単に説明すると、低速域を受け持つインターメディエイトジットと中高速域を受け持つメインジットで全域の燃料を制御し、そこに急激なスロットルワークに対応した加速ポンプが加わるというシンプルな構造。現状のジェットはインターメディエイト.028、メイン.070というセッティングである。では次回更新の “其の弐” にて具体的に作業を進めていこう。

キャブ位置までマフラーを追い込んでいるので、ジェット交換をするにはマフラーを外す必要がある。

キャブ位置までマフラーを追い込んでいるので、ジェット交換をするにはマフラーを外す必要がある。

インターメディエイトジットとメインジット。奥に見えるT型のハンドルはメインジット交換用の専用工具。

インターメディエイトジットとメインジット。奥に見えるT型のハンドルはメインジット交換用の専用工具。